政権交代で、相場が大きく動く可能性は否定できません。たとえば、1995年の「郵政解散・総選挙」。これは、当時の首相小泉氏の下で行われた選挙で、政権が交代したわけではありませんが、外国人投資家の間ではこれからの「日本は変わる!」と言った期待感が広がりました。そして、投票日の9月11日直前は12,000円台だった日経平均は、半年後には17,000円台にまで劇的に上昇したと呼ばれています。この例をみても判るように、政権交代っぽい大きな政治の動きには、相場はすごく敏感に、そして、素直に反応します。けれど、ここで注意が必要になってくるのです。相場と言うものは、選挙の結果が出る前の予想の段階から、実は動き出す傾向があります。一例としては、今回の選挙ではどのような差をつけてどちらが勝ちそうだとか、どの党のどの方が当選確実だとか、エコノミストやアナリストがこぞって予想します。それによっては相場のトレンドがだんだんと作られていき、株安や株高、円安や円高などの方向へ流れて行きます。結果、選挙終了時にはすっかり「織り込み済み」、「材料出尽くし」感が相場に漂い、トレンドは予想とは全く異なる逆方向に動く可能性がありますからす。今の日本の政治への期待感が、現在の投資家にそんなにあるとは思えありませんので、政権交代したからといって相場に急激な変化が起こる可能性は少ないのです。とはいえ、政権交代に向けて相場がどの程度の予測をしているのか見極める事は必要不可欠ですー